オリジナルタオルのプリント種類は「顔料」と「染料」に分かれる
2018/05/05
オリジナルタオルのプリントの種類は、いくつかのタイプに分かれます。それぞれのタイプに特徴があり、用途や目的、デザインによってプリントの種類が決まってきます。
■顔料プリント
顔料プリントは、生地の表面にインクを付着させるものをいいます。細かいデザインがしやすく、色のにじみが少ないという特徴を持っています。
また、比較的、安価なコストで作成できるプリントなので、オリジナルタオルに安さを追求するなら、プリントの種類は顔料プリントを選ぶとよいでしょう。
しかし、カラーによっては、タオルの風合いが失われてしまうこともあるので、品質を求めるか、安さを求めるかの二択になるともいえるでしょう。
<顔料プリントタオル>
■染料プリント
染料プリントは、生地の奥までしっかりとインクを染み込ませるものをいいます。染料プリントのメリットは、顔料プリントとは違い、濃い色であっても、タオルの風合いを損なうことなくプリントできる点です。
しかし、顔料プリントのように細かいデザインがしにくく、細かいデザインをすると、にじみによってデザインが崩れてしまうこともあります。また、コストも顔料プリントに比べると高いです。
<染料プリントタオル>
■インクジェットプリント
染料プリントは、表現しにくいデザインがあります。そして、その欠点を補ったのがインクジェットプリントです。インクジェットプリントも染料プリントですが、写真やイラストなどの多色表現にも対応していて、グラデーションも豊かです。
単価は高くなる傾向がありますが、デザイン性を重視するならインクジェットプリントになるでしょう。また、染料プリントのタオルの風合いを損ないにくいという特徴も受け継いでいて、比較的肌触りが良くなっています。
<インクジェットプリントタオル>
■防染タオル
染料プリントには、インクジェットプリントのような派生型があり、防染タオルもそのひとつです。防染タオルは、タオルの白い部分でデザインを作っていく方法で、それ以外を1色で染めていきます。
デザインが難しいという特徴はありますが、上手く防染をすることによって、非常に味のあるオリジナルタオルを完成させられます。単価については、色によって差があります。
<防染タオル>
■まとめ
オリジナルタオルのプリントの種類には、このようなものがあります。プリントの種類を選ぶ際のポイントは、コストと品質になってくるでしょう。
これらを踏まえた上で、まずは顔料か染料かを選び、デザイン性を重視したいならインクジェット、というように選んでいくとよいです。
プリント方法をしっかりと選んでおかなければ、仕上がりが違うといったトラブルになるので、オリジナルタオル作成のための予備知識として覚えておきましょう。