オリジナルタオル「生地」の種類と特徴
2018/05/12
オリジナルタオル生地の種類には、大きく分けて2種類があります。
■シャーリング地
ひとつがシャーリング地です。シャーリング地は、パイル部分の表面を刈り取ることによって、光沢と高級感を出したものになります。
■パイル地
もうひとつがパイル地で、実用性を求めるならこちらです。パイル部分を残すことによって、吸水性が高くなり、一般家庭向けのタオル生地です。しかし、パイル地は、目が粗くなりやすいので、パイル地の上に綺麗なプリントをすることは難しいです。
シャーリング地とパイル地は、オリジナルタオル選びでも重要なポイントで、タオル生地の種類でもあり、タオル生地の加工方法でもあるといえるでしょう。
■ワッフル織地
他にもワッフル織地というものもあり、表面に凹凸が見受けられるのが特徴です。ワッフル織地は、厚みがあるので、その分、吸水性に優れています。使用感も良く、肌触りの悪さを感じることが少ないです。
■マイクロファイバー
マイクロファイバーもタオル生地の種類のひとつです。高い吸水性と速乾性を備えており、新世代のタオル生地として注目されています。
しかし、一般的な綿に比べると、耐久力が低く、繰り返し利用すると予想以上に早く劣化してしまいます。ただし、安価のためコストを気にせず使い捨てで使えるという利点もあります。
■ガーゼ地
タオル生地の肌触りを重視するならガーゼ地という種類もあり、ふんわりとしていて、肌触りが良いです。また、一般的なタオル生地に比べて、とても軽量になっています。しかし、吸水性がそれほど高くないので、素早く大量の水分を吸収するような場面には向いていません。
■無撚糸
また、無撚糸も肌触りの良いタオル生地として有名で、保温性にも優れているのでタオルケットのようなアイテムにも向いています。
無撚糸は、肌触りは良いのですが、繊維が細かすぎてプリントが難しいです。そのため、オリジナルタオルには、あまり向かないタオル生地だといえるでしょう。
■まとめ
このようにタオル生地の種類には様々なものがありますので、オリジナルタオル作成時には、それぞれの特徴をよく踏まえておくとよいでしょう。場合によっては、表にガーゼ地を利用して、裏にパイル地を利用するような組み合わせもあります。
オリジナルタオルの基本になってくるのが、パイル地とシャーリング地なので、作成の際には、最低限この2つはしっかりと覚えておきたいところです。他にもマイクロファイバー生地で大量のオリジナルタオルを格安で提供しているサービスなどもあります。
基本的には、オリジナルタオルの用途に応じて、タオル生地を選んでいくというかたちになります。