タオルに関する用語を知ろう!
2021/06/22
タオルのサイトを見ているときに、
どういった意味かわからない単語がでてくることはないですか?
知っておくともっとタオルを知れる用語を幾つかご紹介します。
タオルに関わる単語はいろいろ
■パイル
一般的なタオルの表側にループ状(輪)になって糸が並んでいる部分のことです。
縦糸と横糸以外にパイル用の縦糸がありこの部分がループ(輪)になっています。
ループ状になっている部分がふわふわの弾力を生み出し、肌触りをよくしています。
またパイルは、優れた吸収性と保温性に保湿性を持っています。
通常のパイルは数ミリ程の長さですが、毛足を長くして豪華さをだしたり、
実用性を求めて短くしたりと様々に調整しタオルに個性を出します。
■シャーリング
両面をパイル生地に織り上げたタオルの、表面のパイル部分の頭部分をカットし整えたものです。
パイルをカットしたものをシャーリング加工と呼びます。
パイルをカットしたことでソフトな肌触りになり、毛足がそろうことにより高級感があります。
このシャーリング部分は、パイルより吸収性は多少劣りますが
毛が短く平らになっていることから、オリジナルのプリントを入れるのに適しており
均一な生地でプリントが綺麗に仕上がります。
■番手
糸の太さを表す単位となります。数字の値が大きくなるほど糸は細くなっていきます。
タオルは使われるものは一般的に20番手のものが多くなります。
■双糸と単糸
2本の糸を撚って1本にしたものを「双糸」といい、元々1本のものを「単糸」といいます。
業務用に使われるタオルでは双糸がよく使用されます。
2本の糸を撚り合わせる工程が、単糸のものに比べるとかかる為コスト高となりますが、
双糸で作られたタオルは撚られたお互いの糸が綿繊維の抜け落ちを防ぎます。
双糸は糸痩せを防ぎ、羽毛落ちを抑えてタオルが長持ちする作り方ではありますが
吸水性はあまりよくなく、タオルは少し硬くなります。
糸の撚りが多くなればなるほど吸水性は失われていってしまいます。
■匁
「匁」は「もんめ」と読み、タオルの重さを表す単位となります。
1匁で3.75g 匁の値が高くなるほど、生地が厚くなります。
タオルの取引基本単位は1ダース単位となる為、
200匁のタオルは1ダース(12枚)が200匁(3.75g×200=750g)となり、
この750gを1ダース分(12枚)で割った重さが1枚当たりの平均的な重さとなります。
■ヘム と ミミ
◇ミミ:タオル生地を横長の状態になるよう置いた時の上下の縫製部分です。
◇ヘム:タオル生地を横長の状態になるよう置いた時の左右の縫製部分です。
生地を折り返して縫製しています。
「毛違いジャガードタオル」ではこの部分に文字を入れることが可能です。
ヘムもミミもこの部分は段差となる為、プリントが滲み易くなります。
■毛違いジャガードタオル
2色の色糸を染めから行い、その糸で織り上げながら柄を表現する製作方法です。
糸を織り上げてデザインを表現する為、表と裏で綺麗に反転した状態でデザインが反映されます。
また糸自体から染色されている為、色落ちしにくく長く使いたい方にお勧めです。ヘム部分にも文字等をいれることもできます。
パイルでデザインを表現する為、細かい図柄は苦手ですが丈夫で重量感があり高級感も抜群です。
※ジャガードタオルは小枚数の製作ができません。最小ロット数は100枚からとなります※
※また他のタオル製作期間よりも製作日数がかかります(約4~5週間程)
使用日が決まっているような場合は、一度ご相談ください。
■PNTONEカラー
アメリカ合衆国のPantone社が開発した世界共通の色見本帳の名称を、PANTONE(パントーン)といいます。
もしご希望の指定色がある場合はPANTONE(ソリッドカラー)にて色指定することも可能です。
PANTONEにてご指定いただいた色合いにて工場で調色いたします。
PANTONEで色指定が可能なタオルのプリント方法は、下記の3種類になります。
「枠有りプリントタオル」
「全面プリントタオル」
「やわらか全面プリントタオル」
※モニター上でご確認いただいているものと、実際の色味は差異がございます。
またPANTONEの色見本帳(紙)とタオル(タオル生地)へのプリントでは色の見え方には差異がございます。
※追加注文の際、前回製作時のものと多少誤差がでることがあります。
色にこだわりがあるお客様は、希望製作枚数のご製作前に有料刷りサンプルをご利用ください。
※有料刷りサンプルについてはお問い合わせください。